障害者福祉事業所Lotusは令和4年10月に開所して2年が経過しました。現在は17名のメンバー(利用者さん)が通所しています。
「地域の中で」「自分のもてる力」を発揮して、「ホンモノ」を目指すを合言葉にドリップパックコーヒーの作成を中心に作業を行っています。コーヒー豆の焙煎は、私たちの活動を理解してくださっている自家焙煎のカフェに依頼し、私たちは挽く、量る、詰める、留めるといった活動を一人一人の適正に合わせて分担して作業を行っています。ドリップパックのパッケージはイラストの得意なメンバーが季節やお客様のニーズに合わせてデザインしています。
また、「地域の中で」の活動として様々なイベントやマルシェにメンバーと一緒に積極的に参加しています。販売活動や接客、お客さんに提供するコーヒーの抽出はメンバーが中心に行っています。毎月参加している「常陸太田朝市」(毎月第3日曜日8:00~@常陸太田市役所南側駐車場)では毎回来てくださるお客さんも増え、メンバーとの会話を楽しんでいます。イベント参加は、将来の地域社会での生活を見据え、施設関係者以外の人との接点を自然な形で作ることを目的としています。Lotusの地域での活動が知られるようになり、いろいろなイベントに声をかけていただけるようになってきました。始めは緊張して話せなかったメンバーも、回を重ねるたびに積極的になり、自然と会話ができるようになってきています。これは施設内だけの活動では為しえないことで、地域の方々のご理解とご協力の賜物と感謝しております。
ほかにもわずかながら野菜を栽培し、地元のスーパーに出荷させていただいたり、道の駅でドリップパックコーヒーの販売をさせていただいたりと、地域の皆様にご協力をいただきながら、メンバーの「働く」ことを支えていただいております。
私たちは、「障害があるから」できないではなく、「障害があっても」地域の中でのフォローがあれば、可能になることはたくさんあると考えています。
自分らしく生きていくチャンスはたくさんできると信じています。
Lotusの活動はまだ緒についたばかりです。まだまだ見直し改善の余地はたくさんありますが、障害のある人が地域で自分らしく生き生きと生活し、障害のある人もない人も共に支えあって生きていく共生社会の実現にLotusの活動が少しでもお役に立てればと思います。
Lotusの取り組みにご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。